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飯能市メガソーラー問題④

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加治丘陵の自然を考える会・飯能からの質問書(抜粋)と回答(抜粋)

質問1:

阿須山中(17haの山林)は、平成24年度から使用目的を「自然公園」として、20億円の税金を投入して取得している市有地、いわば市民の共有財産です。当初の使用目的から大きく変更になる「阿須山中土地有効活用事業」については、その事業内容や周辺地域に与える影響や生態系調査の報告等、地域住民だけでなく、所有者である私たち市民に十分な説明をするべきです。

県担当課長からは「事業者任せにするのではなく、最終的には飯能市が責任となる」との回答を得ています。埼玉県の林地開発許可が下りる前に飯能市が責任をもって実施するべきです。

1回答:

本市では、阿須山中を除く周辺公共用地については既に公社から買戻しを行い、昭和58年4月には阿須運動公園を開園し、昭和62年5月には飯能市民体育館を開館し、平成5年5月には飯能市民球場を開場し、平成9年7月にはトーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園を開園し、本市のスポーツ・レクリエーションゾーン、文教ゾーンとしてそれぞれ整備してまいりました。

しかし、阿須山中については、有効な利活用方策が見いだせず、買戻しをするには至っておりませんでした。

処分する保有土地については10箇所ありましたが、そのうち阿須山中が地積の67%、簿価の56%と大半を占めていたため、それを処分することが急務でありました。

質問2-①:

事業内容についてお伺いいたします。土地利用の制限として、「葬祭場等に類する多数の人が集まる施設、墓地・霊園(ペット霊園を合む)、宗教施設のほか、近隣住民との調整や周辺環境への影響を考慮すると実現が困難と想定される事業の用途は認めない」としています。

しかし、35万立米もの切り土、盛り土を行うことは、「周辺環境への影響を与えることから実現困難」な用途に該当するのではないでしょうか。お考えをお尋ねします。

質問2-②:

山を切り崩して行う、メガソーラー発電事業が近年、蒙雨・台風等により大量の設備が崩壊しています。全国の実態や水質汚染等が懸念され、危険性が予測されます。このことについてのお考えをお伺いいたします。

2回答:

阿須山中の買戻しに係る土地の取得に関する議案、その取得費用を計上した予算案、さらには予算を執行し買い戻した後の決算の認定における議3案質疑においては、自然公園では取得目的がはっきりしない、使用目的のない土地の取得は認められない、市民が納得するような事業ではないなどのご指摘もいただいていました。

民間との連携により民間活力、ノウハウ、斬新なアイデア等を幅広く取り入れ、本市が所有する土地及び建物を積極的に有効活用するため、市有資産を対象とした提案制度として「飯能市市有資産に関する民間事業者提案制度」を創設し、飯能市議会での一般質問、議案質疑等も踏まえ、この制度を活用して阿須山中の利活用方策を検討していくこととしました。

その結果、平成29年10月に「阿須山中土地有効活用事業者公募要領」を作成、公表し、阿須山中の利活用方策について自然公園に限定することなく、地方創生の観点から広く民間事業者からの提案を求め、有効な土地利用を図ることとしました。(別紙6「阿須山中土地有効活用事業者公募要領」を参照。)

質問3-①:

この事業が、「地方創生に向けた取組みである提案」としている点について「仕事を作り、安心して働けるようにする」となっていますが、この事業により、具体的にどのような仕事が生まれ、何人程度の雇用が見込まれると考えていますか。概算で結構ですのでお示しください。

質問3-②:

「時代に合つた地域を作り、安心な暮らしを守るとともに、地域と地域を連携する」具体的な事業の主なものは、

  • ア、移住及び定住の促進に資する事業
  • イ、観光の進行、農林水産業その他の産業の振興に資する事業
  • ウ、その他、飯能市が地域再生を図るために取り組むことが必要な政策課題の解決に資する事業

となっておりますが、今回建設予定のサッカー場のどの点が、ア、イ、ウに該当すると考えでしようか。その理由もお聞かせください。

3回答:

本市では、「阿須山中土地有効活用事業」として、民間活力による土地利用計画の提案を幅広く求め、優れた土地利用計画を提案する事業者を最優秀提案事業者を選定することとしました。

本市では、提案に当たっての基本的な考え方として、

  • ①土地の全部を活用
  • 地方創生に向けた取組である
  • ③安定した持続可能な運営
  • 環境への配慮
  • 事業者の責任
  • ⑥土地賃借料

の6項目を示し、その中でも特に「地方創生に向けた取組である提案」を重点にしました。

地方創生とは、少子高齢化に歯止めをかけ、地域の人口減少と地域経済の縮小を克服し、将来にわたって成長力を確保することを目指すものであり、

  • ①しごとをつくり、安心して働ける
  • 新しいひとの流れをつくる
  • ③若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる
  • 時代に合った地域をつくる
  • 安心な暮らしを守る
  • 地域と地域を連携する

主な具体的事業として、結婚・出産又は育児について希望を持つことができる社会環境の整備に資する事業、移住及び定住の促進に資する事業、観光の振興、農林水産業その他の産業の振興に資する事業、その他、地域再生を図るために取り組むことが必要な政策課題の解決に資する事業などと示されています。

本提案事業の目的は、地方創生に向けた取組である提案を募集することから、特に地方創生に資する提案であるかどうか重視した審査基準とし、その配点を高く設定することとしました。

質問4-①:

「安定した持続可能な運営について伺います。太陽光発電による売電価格は年々下がり続けています。パネルの設置場所は北向き斜面であり想定発電量:10.2MWは期待できないと思います。近年、太陽光発電関連事業者の倒産件数は2014年から5年連続で増え続けています。使用済太陽光パネル装置が経営破綻により、放置されたままの太陽光パネルの残骸が処分できず産業廃棄物となっていることが全国各地で大問題となっています。パネルの処分対策まで、対策可能か審査したうえでの事業者決定でしょうか。お伺いします。

質問4-②:

「安定した持続可能な運営」をするに値する資本力のある業者審査項目 オ:経営健全事業者加点が、

A社:一般社団法人飯能インターナショナルスポーツアカデミーは、0点。

B社は、82.5点であり、B社が経営面では優良であると判断されています。

にもかかわらず、A社:一般社団法人飯能インターナショナルスポーツアカデミーが持続可能な運営が継 ると判断した合理的な理由について説明してください。

質問4-③:

土地賃貸借料について伺います。

今回決定の賃借料:月額:100,000円は市が提示した最低賃借料:月額71,660円を超えていますが、「阿須山中土地有効活用事業 事業者審査表」によるとB社の提示は市の提示額の2倍以上です。

にもかかわらず、A社:一般社団法人飯能インターナショナルスポーツアカデミーを選定した理由をお伺いします。

質問4-④:

「活用条件」「原状回復」についてお伺いします。

原状回復「事業者は、賃貸借機関が満了したとき、契約が取り消されたとき又は6カ月前までに賃貸借の辞退を申し出た場合、本市が現状のまま返還することを承認した部分を除いて、賃貸借前の状態に回復して返還してください。」とありますが、免除するとはどういう内容なのか、具体的な例でお示しください。

質問4-⑤:

この事業は35万立米もの切り土、盛り土で造成工事をするとのことですが、事業継続が困難になった場合、原状回復できるのか、お伺いします。

4回答:

最優秀提案事業者である一般社団法人飯能インターナショナル・スポーツアカデミー(以下「アカデミー」という。)は、アルゼンチン共和国の世界的サッカークラブで、アルゼンチン共和国で最も成功したサッカークラブの一つであり、数多くの世界的なトッププレイヤーを輩出している。

これは阿須山中にBOCA専用サッカーグラウンドを建設するとともに、その建設に必要な開発コストとクラブの運営に必要な運営コストを調達するために、付帯事業として太陽光発電事業を実施するものです。

なお、この事業によって生じる市の自主財源には、現時点において年間120万円の賃貸借料の納付のほか、一部の事業用設備である償却資産に係る固定資産税の納税を見込んでいます。

質問5:

対象の土地の近隣住民、周辺自治体に配慮することについて伺います。阿須 山中に近隣する(入間市、青梅市、宗教法人立正佼成会では、加治丘陵の自然保全に努めています。加治丘陵一体は、貴重な自然の宝庫でありt教育委員会の「はんのうお宝スポット」にも掲載されています。生態系調査は必須と考えられるので、当然行っていると思います。その調査結果の公開をお願いします。

5回答:

サッカーグラウンド及び付随する太陽光発電施設等の工事については、工事に着手する事前手続として、飯能市開発行為に関する指導要綱に基づく事前協議を実施したほか、電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法に基づく固定価格買取制度の認定(経済産業省)を受け、東京電力株式会社との接続契約を締結し、事業内容等について、地元住民の皆様にも説明会を開催し、ご理解ご協力をいただきながら、事業実施に向け各種手続を進めているところです。

質問6:

天然芝のサッカーグラウンドを設置するそうですが、適切な施設維持管理のために薬剤を使用する場合について伺います。それらが環境へ及ぼす甚大な影響とは、どのようなものが考えられますか。また、使用する薬剤と名称と使用方法を調査の上、お示しください。

6回答:

本市は、古くから緑と清流に恵まれた地域であり、森林と人とが豊かな関係を築き、特に林業とともに「まち」を発展させ、人々の暮らしを豊かにしてきた歴史があります。

本市では、平成17年4月1日、森林文化都市宣言を行いました。その宣言の内容は、「飯能市は、首都圏にあって奥武蔵の豊かな自然に恵まれたまちであり、その歴史・文化、人々の情感は、森林とともに育まれてきました。人々が森林とのふれあいを通じて心身ともに森林の恵みを享受し、環境との調和や資源の循環利用を生活の中で生かしていくことが求められる時代にあって、本市では、森林資源を活用し、新たな森林文化の創造により、心豊かな人づくりと、活力のあるまちづくりを推進します。ここに森林と人とのより豊かな関係を築きつつ、自然と都市機能とが調和するまちの創造をめざし、「森林文化都市」を宣言します。」というものです。

自然エネルギー、再生可能エネルギーの一つである太陽光発電施設の設置に関しましては、「飯能市太陽光発電施設の設置に関するガイドライン」を定め、関連する部署とのネットワークを強化し、円滑かつ適切な対応に努めており、今後においても必要に応じて見直しなども図りながら、適切な指導を行ってまいります。

質問7:

「森林文化都市」を標榜する飯能市が制定した「第6次飯能市森林整備計画」の中で60年かけて進めようとしている、混交林の育成。そのモデルともなる「阿須山中」の森林を取得目的の「自然公園」と真逆のサッカー場と付属のメガソーラー発電施設を作るために35万㎡の土砂移動を伴うこの造成工事は、「森林の利活用」を考慮したとしても飯能市が行う事業としては無理があると思います。この事業と「森林文化都市」及び「飯能市森林整備計画」との整合性はどの様に考えておられるのか、お伺いします。

7回答:

「消滅可能性都市」から脱却し、「発展可能性都市」へ、そして「発展都市」へ向かい地方創生の取組を推進している本市の現状からすれば、何らかの利活用方策を検討する時期であったと考えています。

今回の最優秀提案事業は、あくまでもサッカーを通じてこの飯能の地から世界に通用する選手を育成すること、サッカーを通じた青少年の健全育成であることが目的であり、そのためには選手育成の場となるサッカーグラウンドの建設が必要であり、その建設費用、将来にわたる事業の安定継続に必要な財源を自ら生み出し確保するための手段として、太陽光発電施設を建設して売電収入を得ることとしているものです。

自然保護、環境保護と地方創生、青少年の健全育成を秤にかけることはできませんが、本市を持続可能な社会としていくためには、本市全体で総合的に判断する必要があり、本市が「消滅可能性都市」から脱却し、「発展可能性都市」へ、そして「発展都市」へと向かい地方創生を実現させるためには、本事業を実施していく意義が十分にあると考えています。

まとめ(所感)

すべての内容が一貫して質問内容に答えず、自分たち(飯能市)の主張を述べているだけのように思えました。これでは反対する人たちの気持ちを逆なでしているようです。

実際に消滅可能都市だとか地方創生だとか気にしておられるようですが、それがサッカーや太陽光発電事業にどう結びつくのか、全く触れられていないし、理解もできない。

サッカーで子供を引き止めたいという気持ちもわかりますが、ここは冷静になって考えましょう。Jリーグなど参考にされてますか?

私はサッカーについて詳しくないですが、経営が苦しいということは理解していますし、太陽光発電事業についても補助がなければ続かない欠陥産業だということを理解しています。

飯能市は素晴らしい林業や木工業の街でありますので、そちらの方を盛り上げていったほうがよろしいのではないかと思ってます。

阿須山中の自然公園も、ちゃんと管理して、果樹園や昆虫採集ができる場所にすれば子供も喜ぶし、サッカーよりも喜ぶ子供の割合は多いように感じます。(お金じゃないって言ってますよね)

こういった子供の頃に楽しかった思い出は、いずれ飯能に愛着を持つ大人となるのではないでしょうか。

どうか、どうか今一度考えを改めていただくことをお願い致します。

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